1月2日から 2月11日までの主要都道府県のグラフ
日本人の新型コロナ患者の重症者や死亡者が、欧米人に比べて少ない理由として 存在が指摘されてきた謎の要因「ファクターX」について、理化学研究所は、 日本人に多い特定の免疫タイプが要因の一部だと解明した。 感染した細胞を免疫細胞の一つであるキラーT細胞が破壊する仕組みも判明した。 仕組みを応用すれば、新たな脅威となっている変異株「オミクロン株」にも有効な ワクチンの開発につながりそうだとしている。 新型コロナのウイルスが細胞に感染すると、免疫の作用で細胞の表面に、 ウイルスが侵入したことを示す抗原となるペプチドという物質が表れる。 これにキラーT細胞が刺激されて増殖し、感染細胞を破壊して重症化を防ぐ。 免疫のタイプは多数あって表れるペプチドの種類が異なり、反応するキラーT細胞も異なり、 反応しない場合もある。 研究チームは、日本人の約6割が持っているが、欧米人は1~2割しか持たない 「A24」という免疫タイプに着目した。このタイプの細胞が新型コロナに感染した際、 細胞表面にどのような種類のペプチドが表れ、それらにキラーT細胞が反応するか分析した。 その結果、「QYI」というペプチドにキラーT細胞が効率的に反応することが判明した。 同じ免疫タイプで新型コロナ未感染の人の細胞を採取しQYIを投与すると、 83・3%でキラーT細胞が反応し増殖した。これらから、日本人の新型コロナ感染者 に重症者などが少ないファクターXは、この免疫タイプの多さが要因の一部だと結論づけた。 この仕組みを利用しQYIをワクチンとして投与すれば、重症化を抑止できる可能性がある。 また、既存のワクチンとは働きが異なるため、チームではオミクロン株にも有効ではないかとみている。
オミクロン株は、潜伏期間が短く、上気道で感染し、肺では繁殖し難く、既得免疫やワクチンをすり抜ける。
だから、新規感染者数は急増し、重傷者は少ない。
潜伏期間は2日で、約3分の1に短縮しているのがオミクロン株の特徴だ。急激に増えるが、収束する時も比較的速やかである。
オミクロン株(B.1.1.529)の4つの亜種には、BA.1(B.1.1.529.1), BA.1.1(B.1.1.529.1.1,BA.2(B.1.1.529.2), BA.3(B.1.1.529.3)があり、
家族が発症した場合にその濃厚接触者が感染する割合もBA.2の方がそれ以外のオミクロン株よりも高かった(13.4% vs 10.3%)とのことです。
デンマークの研究機関は、国内の新規感染の半数以上が亜種で、「感染力は従来型の1.5倍以上だ」と報告しています。
日本の国立感染症研究所によると、ウイルスのスパイクタンパク質に32カ所の変異があり、
感染性を高めるだけでなく、ワクチンや自然感染による免疫を回避する。
ベルギーにあるルーヴェン・カトリック大学のトム・ヴェンセリアーズ教授は
連続ツイートで「デルタ株の占有率が0.1%から50%に拡大するのに数カ月要したのに、
変異株オミクロンわずか2週間しかかからなかった。1日当たりの成長率は
デルタ株に比べ38%高いと推定される」と述べた。
ケンブリッジ大学のシャロン・ピーコック教授はこう語る。
「南アで今月16日に記録されたコロナ感染者数は273例だったが、25日に1200例以上に増加した。
このうち80%以上がハウテン州での感染だ。 再生産数(R)は南ア全体で1.47だが、
ハウテン州の初期推定値は1.93と症例の成長率が他の地域よりかなり高い。
オミクロン株は非常に珍しい変異の組み合わせを持ち、これまでのVOCとは異なる。」
イングランドでの12月1~14日のPCR検査で陽性になった全症例を調べた。
オミクロン株の5万6千症例と、デルタ株の26万9千症例が含まれる。
研究の結果、オミクロン株の感染者はデルタ株の感染者に比べ、
通院や入院が必要になるリスクが15~20%低く、1泊以上の入院に至るリスクは
40~45%低いことを示す結果が出た。
新型コロナワクチンの2回接種者が既に75%を超している日本では、集団免疫として作用し、 マスク効果と相乗効果で新規感染者数は減少を続ける。 実効再生産数が2以下の節度ある日本国民の中では、ワクチン効果とマスク着用で実効再生産数が 1以下になるので、人流が多少増えても、ゼロに向かって収束する。 実際には局所的感染者で、全国で数百人の増減で収まるだろう。
第1波から第5波まで、新規感染者数が減った要因は人流の低下とマスク効果だが、
第5波は更にワクチン効果で、
2021年12月には年内最少の新規感染者数を記録していたが、徐々に新規感染者数が増えている。
第6波が2022年1月に向けて第6波が発生している理由は、オミクロン株が米軍基地の兵士から広がったからだ。
日本の米軍基地の兵士には、米国から出国するときに検査をしないし、
日本の基地に着いても日米地位協定で、日本政府は検査をする権利がないからだ。
この第6波は、2月に向けて収束する。理由は、マスクはするし、蔓延防止措置が出ると外出を自粛する国民性と、
オミクロン株特有の、感染力は強いが感染させる日数が短いからだ。1週間の自粛でも、かなりの感染抑制効果が出る。
挨拶をするときに、ハグしてキスをする文化があれば、マスクは邪魔だ。
だからマスクはしない。新型コロナ感染者の唾液の中には、膨大な新型コロナウイルスが存在する。
そんな国々の実効再生産数は、3なのか5なのか計り知れない。
ワクチン接種率が80%でも、実効再生産数が5なら、収束するかどうかは微妙だ。
だから、新規感染者数は減り難い。
イスラエル・英国・米国の実効再生産数をNとすると、
マスクをする日本の実効再生産数 J = N x 0.6(マスク効果)となり、感染者数はかなり減る。
日本では挨拶をするときに、ハグしてキスをする文化はないので、マスクをするのに違和感がない。
だからワクチンなしの実効再生産数は2未満なので、ワクチン接種率が70%を超せばマスク効果との相乗効果で実効再生産数は1より少なくなり、
新規感染者数はゼロに収束する。
新型コロナワクチンの接種後、血圧上昇するケースが報告されています。 mRNAワクチンで作られたスパイクタンパク質で、 細胞膜のACE2が低下し、 アンジオテンシンⅡが増え、血圧が上昇します。 ただ、それでも接種直後の急激な上昇は説明できません。 血圧が高くなると、 心臓や血管に負担がかかり、血管の内壁が傷ついて動脈硬化やこぶ(動脈瘤)が出来やすくなり、 狭心症、心筋梗塞、大動脈瘤や大動脈解離などの心臓血管病や脳卒中の原因になります。
海外でもワクチン接種後の血圧が、 上220~170/下115~88に上昇し、2例に頭痛、3例に倦怠感、1例に胸痛が認められ、 6例は救急センター受診となっています。 ワクチン接種後に頭痛や倦怠感を訴える例が多く報告されていますが、 血圧上昇が関わっているかもしれません。また、接種後の死亡報告事例で、 虚血性心疾患、心不全、大動脈疾患、脳卒中といった脳・心臓血管病が目立つのは、 血圧上昇がトリガーになった可能性も考えられます」 ワクチンによってスパイクタンパク質が作られているのは1週間前後までといわれていますから、 その期間は、より注意した方が良いでしょう。
新型コロナワクチン接種後の死亡事例1例目が厚労省によって報告され、 60代の女性で、基礎疾患及びアレルギー歴はなく、死因はくも膜下出血と推定されました、 くも膜下出血は、脳を保護する3層の膜(外側から硬膜、くも膜、軟膜)のうち、 くも膜と軟膜の間の隙間「くも膜下腔」に出血が起こった死亡例です。8割以上が、脳の動脈にできた瘤(脳動脈瘤) の破裂で生じます。脳動脈瘤の原因としては、高血圧、喫煙、多量飲酒、ストレス、遺伝的要因が挙げられるが、 詳しく解明されていない部分もあります。 「くも膜下出血は非常に死亡率が高く、最初の脳動脈瘤破裂で35%が亡くなり、 2回目の破裂で15%が亡くなると言われています。つまり、50%の死亡率の病気なのです。 くも膜下出血を引き起こす脳動脈瘤は、前述の通り、高血圧、喫煙、多量飲酒、ストレス、 遺伝的要因が危険因子です。高血圧の人は、そうでない人と比べ、くも膜下出血による死亡率が 3倍ともいわれています。日本における高血圧患者は4300万人で、 半数近くが未治療者、高血圧と認知していない人が1400万人(全体の3割)にも上ると報告されています。
世界各国で血栓症の解明が行われていますが、まだはっきりしたことは解っていません。 TTS(血小板減少症を伴う血栓症)は、血液凝固阻止剤のヘパリンを投与した後にまれに起こる『HIT』(ヘパリン起因性血小板減少症) と似ていることが報告されています。HITは、投与されたヘパリンが血小板第4因子と結合して 複合体が形成され、その複合体に対してつくられたHIT抗体がさらなる血小板の活性化を引き起こすと考えられています。 すると、血液凝固因子のトロンビンが過剰に産生されて血小板が凝集して血栓が作られると共に、 血小板が消費され減ってしまうのです。TTSでも、血小板第4因子と新型コロナワクチンに含まれる成分が複合体を形成し、 それに対してつくられた抗体が血小板の活性化を引き起こす可能性が指摘されています。
新型コロナのmRNAワクチンが体内で作り出すスパイクタンパク質に 対する自己免疫反応や、mRNAなどのワクチン成分に対する免疫の過剰反応でサイトカインストームが生じ、 心筋細胞などを攻撃して炎症を引き起こすのではないかと考えられています。 一般的な心筋炎は、ほとんどが軽症で 自然に軽快するケースが多いが、急性心筋炎が劇症型に移行すると、急激にショック状態になって死に至る場合もあります。 また、炎症が心膜に及ぶと心膜炎になったり、炎症が心臓全体に広がると心不全や不整脈を引き起こし、 突然死を招く可能性があります。心筋炎が数カ月たっても軽快せず慢性化すると心臓が肥大拡張して心筋症に つながるケースもあります。 炎症が強い場合は、 過剰な免疫反応と炎症を抑えるためにステロイドが投与されるケースもあり、 ステロイドを使う際は、炎症を引き起こしているウイルスの量がある程度減ってからでないと、 回復が遅れてしまうため注意が必要です。 心機能が落ちて心不全を合併したケースでは、薬物療法が行われます。交感神経を抑えるβ遮断薬、 降圧薬でもあるACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬、ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬) といった薬を基本に、利尿薬が使われることもあります。また、不整脈を合併している場合は、 抗不整脈薬を使って治療します。いずれにせよ、ウイルス性心筋炎そのものを治療するわけではなく、 合併する心不全や不整脈への対症療法が中心です。
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