妙法蓮華経みょうほうれんげきょう 常不軽菩薩品じょうふきょうぼさつほん 第二十だいにじゅう

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要約

その時に仏は、得大勢菩薩に告げます。
もし、出家男女、在家男女で法華経を持つ者が、 もし悪口、罵詈、誹謗することがあれば、大なる罪報を受けてしまうのは前に説いた通りです。
得られる功徳というのは、既に説いたように、眼、耳、鼻、舌、身、 意識が清浄になることなのです。
その時、一人の菩薩がいて、名前を常不軽と言いました。
得大勢よ、何で常不軽と呼ばれるのか。
この比丘は、出家男女、在家男女を見たなら、 皆すべてに礼拝し、褒め讃えて、このように言うのです。
私は深くあなた方を敬います。決して軽んじたり、あなどったりしません。
なぜなら、あなた方は皆菩薩の道を行じれば、必ず仏になることができるからです。
しかもこの比丘は、もっぱら経典を読誦したりせず、ただ礼拝を行っていたのです。
遠くに四衆を見ても、そこまで行って礼拝し、褒め讃え、このように言うのです。
私は決してあなた方を軽んじません。あなた方は必ず仏になるからです。
四衆の中には怒り恨む気持ちを生じて心が不浄である者がおり、 悪口罵詈し、このように言うのです。
この無知の比丘よ、どこからやって来て、私はあなたを軽んじたりしないと言って、 我らに「必ず仏になれる」と授記するのか。
我らはそのような虚妄の授記は用いない。
このようにして多くの年が経過して、常に罵詈されたけれども、 怒り恨む気持ちを生じさせず、常にこのように言うのです。
あなたは必ず仏になれるのです。

この言葉を説く時に、人々は杖木、瓦石で打ち叩いたなら、 それを避けて走り、遠くで留まり、高声にこのように唱えて言うのです。
私は決してあなた方を軽んじません。あなた方は皆必ず仏になるでしょう。
常にこの言葉を使う為に、増上慢の出家男女、在家男女は、彼を常不軽と名付けたのです。
この比丘は、まさに臨終の時、虚空の中でつぶさに威音王仏が前に説いた、 法華経の二十千万億の偈を聞いて、その全てを受持し、 上で述べたような眼根清浄、耳、鼻、舌、身そして意根清浄を得たのです。
この六根清浄を得て、更に二百万億那由他の寿命を増し、 広く人の為に、この法華経を説いたのです。

その時、増上慢の四衆である出家男女、在家男女で、 この人を軽んじ賤しめて不軽の名をつけた者は、 その大神通力、雄弁に語れる力、智慧の力を得たのを見て、 その説いているのを聞いて、皆信伏し、随従したのです。
この菩薩は、千万億の人々を導き、最極の完全なる智慧の境地に留まったのです。
命が終わった後、皆、日月燈明と名付けられてた二千億の仏に会うことをができ、 その法の中のこの法華経を説いたのです。
この因縁で、また二千億の仏に会うことができ、同じ雲自在燈王と名付けられました。
この諸仏は法の中で受持し読誦し、多くの四衆の為にこの経典を説く故に、 この常眼清浄、耳、鼻、舌、身、意の諸根の清浄を得られ、四衆の中で法を説くのに、 心は畏れる所はなかったのです。
得大勢よ、この常不軽菩薩は、このように多くの諸仏を供養し恭敬し、 尊重し、讃歎して、多くの善根を種え、後にまた、千万億の仏に会い、 多くの仏の法の中でこの経典を説き、功徳を成就して仏になることを得たのです。
得大勢よ、どのように思いますか。
その時の常不軽菩薩というのは他の人でなく、私自身だったのです。
もし、私が前世でこの経を受持し、読誦し、他の人の為に説かなかったならば、 速やかに最極の完全なる智慧を得ることはできなかったのです。
私は先の仏の所に於いて、この経を受持し、読誦し、 人のために説いたが故に、速やかに最極の完全なる智慧を得たのです。
得大勢よ、あの時の四衆の出家男女、在家男女は、怒り恨む気持ちを持って、 私を軽んで賎しめたが故に、二百億劫、常に仏には会うことができず、 法を聞くことが出来ず、僧を見ることもできず、 千劫の間、阿鼻地獄で大苦悩を受けたのです。
この罪を尽くし終えて、また常不軽菩薩の最極の完全なる智慧で、 教化する機会に遇うことができたのです。
得大勢よ、あなたはどのように思いますか。
その時、四衆で常にこの菩薩を軽んじた者は、他の人ではないのです。
今この会中の跋陀婆羅らの五百の菩薩、師子月らの五百の出家者、 尼思仏らの五百の在家者が、皆最極の完全なる智慧に於いて退転しなかった者たちなのです。
得大勢よ、まさに知るべきなのです。
この法華経は大いに諸の菩薩に利益をもたらし、 最極の完全なる智慧を得られるのです。
これ故に、多くの菩薩は、如来の滅後に於いて、 常にこの経を受持し、読誦し、解説し、書写すべきなのです。

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妙法蓮華経
常不軽菩薩品第二十

爾時仏告得大勢菩薩摩訶薩。
汝今当知。若比丘。比丘尼。優婆塞。優婆夷。持法華経者。若有悪口罵詈誹謗。
獲大罪報。如前所説。
其所得功徳。如向所説。眼耳鼻舌身意清浄。
得大勢。乃往古昔過無量無辺不可思議阿僧祇劫。有仏名威音王如来。
応供。正徧知。明行足。善逝。世間解。無上士。調御丈夫。天人師。仏。世尊。
劫名離衰。国名大成。其威音王仏。於彼世中。
為天人阿修羅説法。為求聲聞者。説応四諦法。
度生老病死。究竟涅槃。為求辟支仏者。
説応十二因縁法。為諸菩薩因阿耨多羅三藐三菩提。
説応六波羅蜜法究竟仏慧。


得大勢。是威音王仏。寿四十万億那由他恆河沙劫。
正法住世劫数。如一閻浮提微塵。
像法住世劫数。如四天下微塵。
其仏饒益衆生已。然後滅度。

正法像法滅尽之後。於此国土復有仏出。
亦號威音王如来。応供。正徧知。明行足。善逝。世間解。
無上士。調御丈夫。天人。師。仏世尊。
如是次第有二万億仏皆同一號。

最初威音王如来。既已滅度。
正法滅後於像法中。増上慢比丘有大勢力。

爾時有一菩薩比丘。名常不輕。
得大勢。以何因縁。名常不輕。
是比丘凡有所見。若比丘比丘尼優婆塞優婆夷。皆悉禮拜讃歎。而作是言。
我深敬汝等。不敢輕慢。所以者何。
汝等皆行菩薩道当得作仏。
而是比丘。不專讀誦経典。但行禮拜。
乃至遠見四衆。亦復故往禮拜讃歎而作是言。
我不敢輕於汝等。汝等皆当作仏。


四衆之中。有生瞋恚心不浄者。悪口罵詈言。
是無智比丘。從何所来自言我不輕汝而與
我等授記当得作仏。
我等不用如是虚妄授記。
如此経歴多年当被罵詈。不生瞋恚常作是言。
汝当作仏。説是語時。衆人或以杖木瓦石而打擲之。

避走遠住。猶高聲唱言。
我不敢輕於汝等。汝等皆当作仏
以其常作是語故。増上慢。比丘。
比丘尼。優婆塞。優婆夷。號之為常不輕。

是比丘臨欲終時。於虚空中。
具聞威音王仏先所説法華経。
二十千万億偈悉能受持。
即得如上眼根清浄
耳鼻舌身意根清浄。
得是六根清浄已。更増寿命。二百万億那由他歳。広為人説是法華経。
於時増上慢四衆。比丘比丘尼優婆塞優婆夷。輕賎是人。為作不輕名者。
見其得大神通力楽説辯力。
大善寂力。聞其所説。皆信伏随從。

是菩薩復化千万億衆令住阿耨多羅三藐三菩提。
命終之後得値二千億仏。皆號日月燈明。
於其法中説是法華経。
以是因縁復値二千億仏。
同號雲自在燈王。於此諸仏法中受持讀誦。
為諸四衆説此経典故。得是常眼清浄耳鼻舌身意諸根清浄。
於四衆中説法。心無所畏。
得大勢。是常不輕菩薩摩訶薩。供養如是若干諸仏。
恭敬尊重讃歎種諸善根。於後復値千万億仏。
亦於諸仏法中説是経典。功徳成就当得作仏。
得大勢。於意云何。爾時常不輕菩薩。豈異人乎。則我身是。
若我於宿世。不受持讀誦此経。為他人説者不能疾得阿耨多羅三藐三菩提。
我於先仏所。受持讀誦此経為人説故。疾得阿耨多羅三藐三菩提。
得大勢。彼時四衆比丘比丘尼優婆塞優婆夷。以瞋恚意輕賎我故。

二百億劫。常不値仏。不聞法。不見僧。
千劫於阿鼻地獄受大苦悩。其是罪已。復遇常不輕菩薩。教化阿耨多羅三藐三菩提。
得大勢。於汝意云何。
爾時四衆常輕是菩薩者。豈異人乎。

今此會中跋陀婆羅等五百菩薩。師子月等五百比丘尼。思仏等五百優婆塞。
皆於阿耨多羅三藐三菩提不退轉者是。
得大勢。当知是法華経。大饒益諸菩薩摩訶薩。
能令至於阿耨多羅三藐三菩提。
是故諸菩薩摩訶薩。於如来滅後。
常応受持。讀誦解説。書寫是経。

爾時世尊。欲重宣此義。而説偈言。

過去有仏。號威音王。
神智無量。將導一切。
天人龍神。所共供養。
是仏滅後。法欲尽時。
有一菩薩。名常不輕。

時諸四衆。計著於法。不輕菩薩。往到其所。
而語之言。我不輕汝。
汝等行道。皆当作仏。諸人聞已。輕毀罵詈。不輕菩薩。能忍受之。

其罪畢已。臨命終時。得聞此経。六根清浄。
神通力故。増益寿命。復為諸人。広説是経。
諸著法衆。皆蒙菩薩。教化成就。令住仏道。
不輕命終。値無数仏。

説是経故。得無量福。
漸具功徳。疾成仏道。
彼時不輕。則我身是。
時四部衆。著法之者。聞不輕言。汝当作仏。
以是因縁。値無数仏。
此會菩薩。五百之衆。并及四部。清信士女。
今於我前。聴法者是。
我於前世。勸是諸人。聴受斯経。
第一之法。開示教人。令住涅槃。

世世受持。如是経典。億億万劫。至不可議。
時乃得聞。是法華経。
億億万劫。至不可議。諸仏世尊。時説是経。
是故行者。於仏滅後。聞如是経。勿生疑惑。応当一心。広説此経。

世世値仏。疾成仏道。

妙法蓮華経
常不軽菩薩品第二十(訓読)

爾の時に仏、得大勢菩薩摩訶薩に告げたまわく、
汝今当に知るべし。若し比丘、比丘尼、優婆塞(うばそく)、 優婆夷(うばい)の法華経を持たん者を、若し悪口、罵詈、 誹謗すること有らば、
大いなる罪報を獲んこと、前に説く所の如し。
其の所得の功徳は、向に説く所の如く、眼、耳、鼻、舌、身、意清浄ならん。
得大勢、乃往古昔に、無量無辺不可思議阿僧祇劫を過ぎて仏有しき。 威音王如来、
応供、正徧知、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、 天人師、仏、世尊と名づけたてまつる。

劫を離衰と名づけ、国を大成と名づく。 其の威音王仏、彼の世の中に於いて、
天人阿修羅の為に法を説きたもう。 声聞を求むる者の為には、応ぜる四諦の法を説いて、
生老病死を度し、 涅槃を究竟(くきょう)せしめ、辟支仏(びゃくしぶつ)を求むる者の為には
応ぜる十二因縁の法を説き、 諸の菩薩の為には、 阿耨多羅三藐三菩提に因せて、
応ぜる六波羅蜜の法を説いて、仏慧を究竟(くきょう)せしむ。

得大勢、是の威音王仏の寿は、四十万億那由佗恒河沙劫なり。
正法世に住せる劫数は一閻浮提の微塵(みじん)の如く、
像法世に住せる劫数は、四天下の微塵の如し。
其の仏、衆生を饒益(にょうやく)し已って、然して後に滅度したまいき。
正法、像法、滅尽の後、此の国土に於いて、復仏出でたもうこと有りき。
亦威音王如来、応供、正徧知、明行足、善逝、世間解、

無上士、調御丈夫、天人師、仏、世尊と号づけたてまつる。
是の如く次第に二万億の仏有す。皆同じく一号なり。

最初の威音王如来、既已に滅度したまいて、
正法滅して、後像法の中に於いて、増上慢の比丘、大勢力有り。

爾の時に一りの菩薩の比丘有り、常不軽と名づく。
得大勢、何の因縁を以ってか常不軽と名づくる。
是の比丘、凡そ見る所有る、若しは比丘、比丘尼、 優婆塞、優婆夷を皆悉く礼拝讃歎して、是の言を作さく、
我深く汝等を敬う。敢えて軽慢せず。所以は何ん。
汝等皆菩薩の道を行じて、当に作仏することを得べしと。
而も是の比丘、専らに経典を読誦せずして但礼拝を行ず。
乃至遠く四衆を見ても、亦復故に往いて礼拝讃歎して、是の言を作さく、
我敢えて汝等を軽しめず。汝等皆、当に作仏すべきが故にと。

四衆の中に、瞋恚を生じ、心不浄なる者有り、悪口罵詈して言わく、
是の無智の比丘、何れの所より来って、自ら我汝を軽しめずと言って、
我等が与に当に作仏することを得べしと授記する。
我等、是の如き虚妄の授記を用いずと。
此の如く多年を経歴して、常に罵詈せらるれども、瞋恚(しんに)を生ぜずして、 常に是の言を作す、
汝当に作仏すべし。 是の語を説く時、衆人、或は杖木(じょうもく)、 瓦石(がしゃく)を以って、 之を打擲(ちょうちゃく)すれば、
避けて走り遠く住して、猶お高声に唱えて言わく、
我敢えて汝等を軽しめず。汝等皆当に作仏すべしと。
其れ、常に是の語を作すを以っての故に、増上慢の比丘、
比丘尼、優婆塞(うばそく)、優婆夷(うばい)、之を号して常不軽と為づく。

是の比丘終らんと欲する時に臨んで、虚空の中に於いて、
具さに威音王仏の、先に説きたもう所の法華経の
二十千万億の偈を聞いて悉く能く受持して、
即ち上の如き眼根清浄、
耳、鼻、舌、身、意根、清浄を得たり。
是の六根清浄を得已って、更に寿命を増すこと二百万億那由佗歳、 広く人の為に是の法華経を説く。
時に増上慢の四衆の、比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷の、 是の人を軽賤して、為に不軽の名を作せし者の、
其の大神通力、楽説辯力(ぎょうせつべんりき)、
大善寂力を得たるを見て、其の所説を聞いて、皆信伏随従す。
是の菩薩、復千万億の衆を化して、阿耨多羅三藐三菩提に住せしむ。
命終の後、二千億の仏に値いたてまつることを得、皆日月燈明と号づく。
其の法の中に於いて、是の法華経を説く。
是の因縁を以って、復二千億の仏に値いたてまつる。
同じく雲自在燈王と号づく。 此の諸仏の法の中に於いて、受持読誦して、
諸の四衆の為に此の経典を説くが故に、是の常眼清浄、 耳、鼻、舌、身、意の諸根の清浄を得て、
四衆の中に於いて法を説くに、心畏るる所無かりき。
得大勢、是の常不軽菩薩摩訶薩は、 是の如き若干の諸仏を供養し、
恭敬、尊重、讃歎して、 諸の善根を種え、後に復、千万億の仏に値いたてまつり、
亦諸仏の法の中に於いて、是の経典を説いて、功徳成就して、 当に作仏することを得たり。
得大勢、意に於いて云何。爾の時の常不軽菩薩は 豈異人(あに・ことひと)ならんや、則ち我が身是れなり。
若し我が宿世に於いて、此の経を受持し読誦し、 他人の為に説かずんば、疾く阿耨多羅三藐三菩提を得ること能わじ。
我先仏の所に於いて、此の経を受持し読誦し、 人の為に説きしが故に、疾く阿耨多羅三藐三菩提を得たり。
得大勢、彼の時の四衆の比丘、比丘尼、優婆塞、 優婆夷は瞋恚(しんに)の意を以って 我を軽賤(きょうせん)せしが故に、
二百億劫に、常に仏に値わず、法を聞かず、僧を見ず。

千劫阿鼻地獄に於いて、大苦悩を受く。是の罪を畢(お)え已って、 復常不軽菩薩の阿耨多羅三藐三菩提を教化するに遇いにき。
得大勢、汝が意に於いて云何。
爾の時の四衆の、 常に是の菩薩を軽しめし者は、豈異人(あに・ことひと)ならんや。
今此の会中の跋陀婆羅(ばつだばら)等の五百の菩薩、 師子月等の五百の比丘、 尼思仏等の五百の優婆塞の、

皆阿耨多羅三藐三菩提に於いて退転せざる者是れなり。
得大勢、当に知るべし。 是の法華経は、大いに諸の菩薩摩訶薩を饒益(にょうやく)して、

能く阿耨多羅三藐三菩提に至らしむ。
是の故に諸の菩薩摩訶薩、如来の滅後に於いて、
常に応に是の経を受持し読誦し解説し書写すべし。

爾の時に世尊、重ねて此の義を宣べんと欲して、偈を説いて言わく、
過去に仏有しき、威音王と名づけたてまつる、
神智無量にして、一切を将導したもう、
天人龍神の、共に供養する所なり
是の仏の滅後、法尽きなんと欲する時、
一りの菩薩有り、常不軽と名づく、

時に諸の四衆、法に計著せり、不軽菩薩、其の所に往き到って、
而も之に語って言わく、我汝を軽しめず、
汝等道を行じて、皆当に作仏すべし、 諸人聞き已って、軽毀し罵詈せしに、 不軽菩薩、能く之を忍受しき

其の罪畢(お)え已(おわ)って、命終の時に臨んで、 此の経を聞くことを得て、六根清浄なり、
神通力の故に、寿命を増益して、復諸人の為に、広く是の経を説く、
諸の著法の衆、皆菩薩の、教化成就して、 仏道に住せしむることを蒙る、
不軽命終して、無数の仏に値いたてまつる、

是の経を説くが故に、無量の福を得、
漸く功徳を具して、疾く仏道を成ず、
彼の時の不軽は、則ち我が身是れなり、
時の四部の衆の、著法の者の、 不軽の、汝当に作仏すべしと言うを聞きしは、
是の因縁を以って、無数の仏に値いたてまつる、
此の会の菩薩、五百の衆、 並及に四部、清信士女の、

今我が前に於いて、法を聴く者是れなり、
我前世に於いて、是の諸人を勧めて、斯の経の、
第一の法を聴受せしめ、 開示して人を教え、涅槃に住せしめ、
世世に、是の如き経典を受持しき、 億億万劫より、不可議に至って、
時に乃(いま)し、是の法華経を聞くことを得、
億億万劫より、不可議に至って、 諸仏世尊、時に是の経を説きたもう、
是の故に行者、仏の滅後に於いて、 是の如き経を聞いて、疑惑を生ずること勿かれ、 応当に一心に、広く此の経を説くべし、
世世に仏に値いたてまつりて、疾く仏道を成ぜん


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