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世尊よ、私たちは仏の滅後に、世尊の分身がいる国土で、 滅度の場所にあって、必ず広くこの経を説きます。
諸仏、世界を救う者、大神通に留まり、衆生を悦ばすために、無量の神通力を現わしたのです。
舌は梵天まで届き、身から無数の光を放って、仏道を求める者の為に、 この希有な事を現わし、諸仏の咳の声、及び指を鳴らした声、遍く十方の国に聞え、 大地は六種に動き、仏の滅度の後に、この経を持とうとするが故に、 諸仏は皆歓喜し、無量の神通力を現わしたのです。
この経を付属しようとするが故、受持する者を讃美すること、 無量劫の中に於いても、尽くし切ることはないのです。
是の人の功徳は無辺であり、十方虚空に際がないようなものです。
この経を持つ者は、既に私を見、また、多宝仏及び多くの分身の者を見て、 また私が今日、教化している多くの菩薩を見るのです。
この経を持つ者は、私及び分身、滅度の多宝仏を全て歓喜させ、 十方の現在の仏、過去、未来の仏を見、または供養し、 歓喜させることができるのです。
諸仏が道場に坐して得られた秘要のこの経を持つ者は、久しからずしてまた、 必ず得ることができるでしょう。
是の経を持つ者は、諸法の意義、文字や言葉で、 巧みに教えを説き、尽きることがないことは、 風が空中で一切の障害がないようなものなのです。
如来の滅後において、仏が説くところの経の、因縁および次第を知って、 義に随って真実の如く説くのです。
太陽と月の光明が、多くの闇を除くことができるように、 この人は、世間の中で行じ、衆生の闇を滅し、無量の菩薩を最後に、 必ず一乗に到達することができるでしょう。
この故に、智がある者はこの九測の利益を聞いて、 私の滅度の後には、この経を受持すべきなのです。
この人が仏道を成就することは絶対に疑いのないことなのです。
なぜなら、私たちもまた、自らこの真浄の大いなる法を得て、 受持、読誦し、解説し、書写して供養したいと思うからです。
その時世尊は、文殊師利など無量百千万億で娑婆世界に昔からいる菩薩、 及び多くの出家男女、在家男女、天人、龍人、夜叉、 乾闥婆、阿修羅、迦楼羅、緊那羅、摩睺羅伽、人、人でない者など、 全ての衆の前で、大神力を現わされたのです。
広く長い舌を出、上は梵天の世界まで届き、 全ての毛穴から無量無数の色の光を放って、悉く十方世界を照らし、 多くの宝樹下の師子座上の諸仏もまたこのように、広く長い舌を出し、 無量の光を放ったのです。
釈迦牟尼仏および宝樹下の諸仏が神力を現わし、百千歳の時を満たし、 こうして、舌を収めて 一斉に咳をして、 共に指を鳴らしたのです。
この２つの音声が、遍く十方の諸仏の世界に至り、大地が皆六種に震動します。
その中の衆生、天人、龍人、夜叉、乾闥婆、阿修羅、迦楼羅、緊那羅、 摩睺羅伽、人、人でないものなど、仏の神力故に、 この娑婆世界の無量無辺百千万億の宝樹下の師子座上の諸仏を見て、 釈迦牟尼仏、多宝如来が共に宝塔の中にいて、師子の座に坐っているのが見えるのです。
また、無量無辺百千万億の菩薩摩訶薩及び様々な四衆が、 釈迦牟尼仏を恭敬し周りを囲んでいるのを見るのです。
見た後は、皆大いに歓喜して未曾有なことを得たのです。
その時に諸天は、虚空から高声に唱えて言うのです。
この無量無辺百千万億阿僧祇の世界を過ぎ、娑婆と名づけた国があり、 その中に釈迦牟尼と呼ばれている仏が居て、今、多くの菩薩の為に、 大乗経の妙法蓮華、教菩薩法、仏所護念と呼ばれる法を説いているのです。
あなたたちは深い心で随喜し、必ず釈迦牟尼仏を礼拝し供養しなさい。
多くの衆生は虚空の中の声を聞き終わり、合掌して娑婆世界に向かって言います。
釈迦牟尼仏に帰命します、釈迦牟尼仏に帰命します。
種々の花、香り、首飾り、幡蓋及び、様々な身を飾る装具、珍宝、妙物で、 共に遥かに娑婆世界に散らしたのです。
散らした様々な物は十方より来て、雲が集まるようで、 変じて宝の帳となり、遍くこの空間の諸仏の上を覆ったのです。
時に十方世界は、隔たりがなく繋がり、一つの仏土のようでした。
その時仏は、上行など菩薩大衆に告げます。
諸仏の神力は、このように無量無辺で不可思議なものです。
もし私がこの神通力で無量無辺百千万億阿僧祇劫に於いて、 この経の功徳を説いたとしても、説き尽くすことはできないのです。
要点を言うなら、如来の法の全て、如来の自在の神通力の全て、 如来の秘要の蔵の全て、如来の甚深の事の全てはこの経に於いて、 明らかに示し説かれているのです。
これ故に、あなたたちは如来の滅後に於いて、必ず一心に受持し、読誦し、解説し、 書写し、説かれる如く修行するべきなのです。
ある国土で、もしくは受持し、読誦し、解説し、書写し、説の如く修行をし、 若しくは経巻がある場所があるでしょう。
若しくは園の中に於いても、若しくは林の中に於いても、若しくは樹の下に於いても、 若しくは僧坊に於いても、若しくは在家の家でも、若しくは殿堂であっても、 若しくは山や谷や曠野にあっても、この中に皆、塔を起てて供養するべきなのです。
諸仏はここに於いて最極の完全なる智慧を得て、 諸仏はここに於いて法輪を転じ、諸仏はここに於いて般涅槃するでしょう。
諸仏、世界を救う者、大神通に留まり、衆生を悦ばすために、 無量の神通力を現わしたのです。
舌は梵天まで届き、身から無数の光を放って、仏道を求める者の為に、 この希有な事を現わし、諸仏の咳の声、及び指を鳴らした声、遍く十方の国に聞え、 大地は六種に動き、 仏の滅度の後にこの経を持とうとするが故に、 諸仏は皆歓喜し、無量の神通力を現わしたのです。
この経を付属しようとするが故に、受持する者を讃美すること無量劫の中に於いても、 尚尽くし切ることはないのです。
是の人の功徳は無辺であり、十方虚空に際がないようなものです。
この経を持つ者は、既に私を見、また、多宝仏及び多くの分身の者を見て、 また私が今日、教化している多くの菩薩を見るのです。
この経を持つ者は、私及び分身、滅度の多宝仏を全て歓喜させ、 十方の現在の仏、過去、未来の仏を見て、または供養し、 または歓喜させることができるのです。
諸仏が道場に坐して得られたところの秘要のこの経を持つ者は、 久しからずしてまた、必ず得ることができるでしょう。
是の経を持つ者は、諸法の意義、文字や言葉で、巧みに教えを説き、 尽きることがないことは風が空中で一切の障害がないようなものです。
如来の滅後に於いて、仏が説くところの経の、因縁および次第を知って、 義に随って真実の如く説くのです。
太陽と月の光明が、多くの闇を除くことができるように、この人は世間の中で行じ、 衆生の闇を滅し、無量の菩薩を最後に必ず一乗に到達させることができるでしょう。
この故に、智がある者はこの九測の利益を聞いて、私の滅度の後には、 この経を受持すべきなのです。
この人が仏道を成就することは、絶対に疑いのないことなのです。
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要約
その時、千世界の微塵の数に等しい菩薩たちで、 地から涌き出した者は、皆、仏の前で一心に合掌し、尊顔を仰ぎ見て、 仏に向かって言います。世尊よ、私たちは仏の滅後に、世尊の分身がいる国土で、 滅度の場所にあって、必ず広くこの経を説きます。
諸仏、世界を救う者、大神通に留まり、衆生を悦ばすために、無量の神通力を現わしたのです。
舌は梵天まで届き、身から無数の光を放って、仏道を求める者の為に、 この希有な事を現わし、諸仏の咳の声、及び指を鳴らした声、遍く十方の国に聞え、 大地は六種に動き、仏の滅度の後に、この経を持とうとするが故に、 諸仏は皆歓喜し、無量の神通力を現わしたのです。
この経を付属しようとするが故、受持する者を讃美すること、 無量劫の中に於いても、尽くし切ることはないのです。
是の人の功徳は無辺であり、十方虚空に際がないようなものです。
この経を持つ者は、既に私を見、また、多宝仏及び多くの分身の者を見て、 また私が今日、教化している多くの菩薩を見るのです。
この経を持つ者は、私及び分身、滅度の多宝仏を全て歓喜させ、 十方の現在の仏、過去、未来の仏を見、または供養し、 歓喜させることができるのです。
諸仏が道場に坐して得られた秘要のこの経を持つ者は、久しからずしてまた、 必ず得ることができるでしょう。
是の経を持つ者は、諸法の意義、文字や言葉で、 巧みに教えを説き、尽きることがないことは、 風が空中で一切の障害がないようなものなのです。
如来の滅後において、仏が説くところの経の、因縁および次第を知って、 義に随って真実の如く説くのです。
太陽と月の光明が、多くの闇を除くことができるように、 この人は、世間の中で行じ、衆生の闇を滅し、無量の菩薩を最後に、 必ず一乗に到達することができるでしょう。
この故に、智がある者はこの九測の利益を聞いて、 私の滅度の後には、この経を受持すべきなのです。
この人が仏道を成就することは絶対に疑いのないことなのです。
なぜなら、私たちもまた、自らこの真浄の大いなる法を得て、 受持、読誦し、解説し、書写して供養したいと思うからです。
その時世尊は、文殊師利など無量百千万億で娑婆世界に昔からいる菩薩、 及び多くの出家男女、在家男女、天人、龍人、夜叉、 乾闥婆、阿修羅、迦楼羅、緊那羅、摩睺羅伽、人、人でない者など、 全ての衆の前で、大神力を現わされたのです。
広く長い舌を出、上は梵天の世界まで届き、 全ての毛穴から無量無数の色の光を放って、悉く十方世界を照らし、 多くの宝樹下の師子座上の諸仏もまたこのように、広く長い舌を出し、 無量の光を放ったのです。
釈迦牟尼仏および宝樹下の諸仏が神力を現わし、百千歳の時を満たし、 こうして、舌を収めて 一斉に咳をして、 共に指を鳴らしたのです。
この２つの音声が、遍く十方の諸仏の世界に至り、大地が皆六種に震動します。
その中の衆生、天人、龍人、夜叉、乾闥婆、阿修羅、迦楼羅、緊那羅、 摩睺羅伽、人、人でないものなど、仏の神力故に、 この娑婆世界の無量無辺百千万億の宝樹下の師子座上の諸仏を見て、 釈迦牟尼仏、多宝如来が共に宝塔の中にいて、師子の座に坐っているのが見えるのです。
また、無量無辺百千万億の菩薩摩訶薩及び様々な四衆が、 釈迦牟尼仏を恭敬し周りを囲んでいるのを見るのです。
見た後は、皆大いに歓喜して未曾有なことを得たのです。
その時に諸天は、虚空から高声に唱えて言うのです。
この無量無辺百千万億阿僧祇の世界を過ぎ、娑婆と名づけた国があり、 その中に釈迦牟尼と呼ばれている仏が居て、今、多くの菩薩の為に、 大乗経の妙法蓮華、教菩薩法、仏所護念と呼ばれる法を説いているのです。
あなたたちは深い心で随喜し、必ず釈迦牟尼仏を礼拝し供養しなさい。
多くの衆生は虚空の中の声を聞き終わり、合掌して娑婆世界に向かって言います。
釈迦牟尼仏に帰命します、釈迦牟尼仏に帰命します。
種々の花、香り、首飾り、幡蓋及び、様々な身を飾る装具、珍宝、妙物で、 共に遥かに娑婆世界に散らしたのです。
散らした様々な物は十方より来て、雲が集まるようで、 変じて宝の帳となり、遍くこの空間の諸仏の上を覆ったのです。
時に十方世界は、隔たりがなく繋がり、一つの仏土のようでした。
その時仏は、上行など菩薩大衆に告げます。
諸仏の神力は、このように無量無辺で不可思議なものです。
もし私がこの神通力で無量無辺百千万億阿僧祇劫に於いて、 この経の功徳を説いたとしても、説き尽くすことはできないのです。
要点を言うなら、如来の法の全て、如来の自在の神通力の全て、 如来の秘要の蔵の全て、如来の甚深の事の全てはこの経に於いて、 明らかに示し説かれているのです。
これ故に、あなたたちは如来の滅後に於いて、必ず一心に受持し、読誦し、解説し、 書写し、説かれる如く修行するべきなのです。
ある国土で、もしくは受持し、読誦し、解説し、書写し、説の如く修行をし、 若しくは経巻がある場所があるでしょう。
若しくは園の中に於いても、若しくは林の中に於いても、若しくは樹の下に於いても、 若しくは僧坊に於いても、若しくは在家の家でも、若しくは殿堂であっても、 若しくは山や谷や曠野にあっても、この中に皆、塔を起てて供養するべきなのです。
諸仏はここに於いて最極の完全なる智慧を得て、 諸仏はここに於いて法輪を転じ、諸仏はここに於いて般涅槃するでしょう。
諸仏、世界を救う者、大神通に留まり、衆生を悦ばすために、 無量の神通力を現わしたのです。
舌は梵天まで届き、身から無数の光を放って、仏道を求める者の為に、 この希有な事を現わし、諸仏の咳の声、及び指を鳴らした声、遍く十方の国に聞え、 大地は六種に動き、 仏の滅度の後にこの経を持とうとするが故に、 諸仏は皆歓喜し、無量の神通力を現わしたのです。
この経を付属しようとするが故に、受持する者を讃美すること無量劫の中に於いても、 尚尽くし切ることはないのです。
是の人の功徳は無辺であり、十方虚空に際がないようなものです。
この経を持つ者は、既に私を見、また、多宝仏及び多くの分身の者を見て、 また私が今日、教化している多くの菩薩を見るのです。
この経を持つ者は、私及び分身、滅度の多宝仏を全て歓喜させ、 十方の現在の仏、過去、未来の仏を見て、または供養し、 または歓喜させることができるのです。
諸仏が道場に坐して得られたところの秘要のこの経を持つ者は、 久しからずしてまた、必ず得ることができるでしょう。
是の経を持つ者は、諸法の意義、文字や言葉で、巧みに教えを説き、 尽きることがないことは風が空中で一切の障害がないようなものです。
如来の滅後に於いて、仏が説くところの経の、因縁および次第を知って、 義に随って真実の如く説くのです。
太陽と月の光明が、多くの闇を除くことができるように、この人は世間の中で行じ、 衆生の闇を滅し、無量の菩薩を最後に必ず一乗に到達させることができるでしょう。
この故に、智がある者はこの九測の利益を聞いて、私の滅度の後には、 この経を受持すべきなのです。
この人が仏道を成就することは、絶対に疑いのないことなのです。
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