徒然草

元に戻る 新着の囲碁棋譜

(0) (10) (20) (30) (40) (50) (60) (70) (71) (72) (73) (74) (75) (76) (77) (78) (79) (80) (81) (82) (83) (84) (85) (86) (87) (88) (89) (90) (91) (92) (93) (94) (95) (96) (97) (98) (99) (100) (110) (120) (130) (140) (150) (160) (170) (180) (190) (200) (210) (220) (230) (231) (232) (233) (234) (235) (236) (237) (238) (239) (240) (241) (242) (243)


徒然草 第八十一段



屏風・障子などの繪も文字も(屏風・障子などの絵も文字も) かたくななる筆樣(ふでやう)して書きたるが(見苦しい筆運びで書いたのは)

見にくきよりも(見にくいというより) 宿の主人(あるじ)の拙く覺ゆるなり(宿の主人がくだらなく覚えるものだ)

大かた持てる調度にても(およそ持っている道具類によっても) 心おとりせらるゝ事はありぬべし(その持っている主人の人柄がくだらなく思えることはあるようだ)

さのみよき物を持つべしとにもあらず((といっても)そう高級な物を持つべきというわけではない)

損ぜざらむためとて(破損しないためということで) 品なく見にくきさまに爲(し)なし(下品に醜く仕立て)

珍しからんとて(めずらしいだろうと) 用なき事どもし添(そ)へ(いりもしない物を多く添えて)

煩はしく好みなせるをいふなり(うるさく趣向をこらしているのを言っているのだ)

古めかしきやうにて(古めかしいようであって) いたく(それほど) ことごとしからず(そう大げさでなく)

費(ついえ)もなくて(費用もかからず) 物がらのよきがよきなり。(品質がよい物がよい)


(0) (10) (20) (30) (40) (50) (60) (70) (71) (72) (73) (74) (75) (76) (77) (78) (79) (80) (81) (82) (83) (84) (85) (86) (87) (88) (89) (90) (91) (92) (93) (94) (95) (96) (97) (98) (99) (100) (110) (120) (130) (140) (150) (160) (170) (180) (190) (200) (210) (220) (230) (231) (232) (233) (234) (235) (236) (237) (238) (239) (240) (241) (242) (243)


Copyright ©2025 Matsumura DB Lab. All rights reserved.

お問い合わせメールは、こちらからお願いします。Please contact us !

あなたは 0000040149 人目のお客様です。
You connected as No. 0000040149 customer.