徒然草

元に戻る 新着の囲碁棋譜

(0) (10) (20) (30) (40) (50) (60) (70) (71) (72) (73) (74) (75) (76) (77) (78) (79) (80) (81) (82) (83) (84) (85) (86) (87) (88) (89) (90) (91) (92) (93) (94) (95) (96) (97) (98) (99) (100) (110) (120) (130) (140) (150) (160) (170) (180) (190) (200) (210) (220) (230) (231) (232) (233) (234) (235) (236) (237) (238) (239) (240) (241) (242) (243)


徒然草 第八十三段



竹林院入道左大臣殿(竹林院入道左大臣殿が) 太政大臣にあがり給はんに(太政大臣に昇進なさるのに)

何の滯りかおはせむなれども(なんの障りも無くいらっしゃったのだが)

「珍しげなし(「珍しいことも無い) 一の上(かみ)にてやみなん」とて(左大臣で止めよう」ということで)

出家し給ひにけり(御出家なさった) 洞院左大臣殿(洞院左大臣殿が)

この事を甘心し給ひて(この事に共感なさって) 相國(しゃうごく)の望みおはせざりけり(太政大臣になる望みはおありにならなかった)

亢龍の悔いあり 」とかやいふ事侍るなり(亢竜(こうりょう)の悔いあり、ということでございます)

月滿ちては缺け(月が満ちると必ず欠けるし) 物盛りにしては衰ふ(物が盛えると必ず衰える)

萬の事(万事) 先の詰りたるは(先がつまっているのは) 破れに近き道なり。(破滅に近い道なのである)


(0) (10) (20) (30) (40) (50) (60) (70) (71) (72) (73) (74) (75) (76) (77) (78) (79) (80) (81) (82) (83) (84) (85) (86) (87) (88) (89) (90) (91) (92) (93) (94) (95) (96) (97) (98) (99) (100) (110) (120) (130) (140) (150) (160) (170) (180) (190) (200) (210) (220) (230) (231) (232) (233) (234) (235) (236) (237) (238) (239) (240) (241) (242) (243)


Copyright ©2025 Matsumura DB Lab. All rights reserved.

お問い合わせメールは、こちらからお願いします。Please contact us !

あなたは 0000040134 人目のお客様です。
You connected as No. 0000040134 customer.